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【終活の第一歩】運転免許返納はいつする?メリットや手続き、「その後」の身分証問題を行政書士が解説

終活

公開日:2025/12/30

更新日:2025/12/30

「最近、親の運転が少し心配になってきた」「自分もそろそろ返納を考えるべき時期だろうか……」 そんなお悩みをお持ちではありませんか?

運転免許の自主返納は、交通事故のリスクを減らすだけでなく、実は「終活(シュウカツ)」を始める絶好のタイミングでもあります。今回は、免許返納のメリットや具体的な手続き、そして返納後の生活で一番困る「身分証明書」の問題について解説します。



1. 免許返納は「喪失」ではなく「新しい生活」のスタート

免許を返納することに、「足がなくなる」「急に老け込んでしまうのではないか」とネガティブなイメージを持つ方は少なくありません。 しかし、行政書士として多くのシニア世代のご相談を受けていると、返納をきっかけに「これからの人生をどう安全に、楽しく過ごすか」という前向きな整理(終活)を始められる方が非常に多いのです。

無理な運転を続けて事故を起こしてしまうリスクと、返納して得られる安心感。まずはご家族で話し合うきっかけにしてみてください。

2. 知っておきたい「運転経歴証明書」の大きなメリット

免許を返納すると、申請により「運転経歴証明書」を受け取ることができます。これは単なる記念品ではなく、多くのメリットがあります。

  • 公的な身分証明書として使える: 銀行口座の開設や携帯電話の契約など、運転免許証と同様に永年有効な本人確認書類として利用できます。

  • 「高齢者運転免許自主返納サポート協議会」加盟店での特典: タクシー料金やバス運賃の割引、デパートの配送料割引、ホテルの宿泊費割引など、地域によって様々な特典が受けられます。

ポイント: 返納後5年以内であれば申請可能です。手続きを後回しにせず、返納と同時に申請することをお勧めします。

3. 行政書士が教える「身分証明書」と「デジタル終活」の話

私が行政書士として特に強調したいのが、「身分証明書の確保」です。 免許証がなくなると、写真付きの身分証明書がなくなってしまい、いざという時の手続き(介護保険の申請や相続手続きなど)で困ることがあります。

そこでセットで考えたいのが「マイナンバーカード」です。 運転経歴証明書も有効ですが、これからの時代、行政手続きのオンライン化が進みます。免許返納を機に、マイナンバーカードの取得や、スマホを使った行政サービスの活用(デジタル終活)にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

当事務所では、アナログな手続きだけでなく、こうしたITツールを活用したサポートも得意としています。

4. 免許返納から考える「これからの備え」

免許返納は、ご自身の体力や判断力の変化に向き合うタイミングです。 この機会に、以下のことも少しずつ考えてみませんか?

  • 財産管理: 銀行に行けなくなった時、誰にお金を管理してもらうか?

  • 任意後見: 判断能力が低下した時に備えて、誰をサポーターにするか?

  • 遺言書: ご自身の想いをどう家族に残すか?

まとめ:一人で悩まずご相談ください

「手続きが難しそう」「警察署に行くのが不安」という方は、まずはお気軽にご相談ください。 免許返納の手続きそのものはご本人様に行っていただく必要がありますが、それに伴う必要書類の準備や、その後の終活プランニング(遺言・相続・見守り)について、トータルでサポートさせていただきます

コラムを書いた人

篠原 博之

行政書士・AFP
行政書士しのはら事務所 代表

個人税理士事務所・中小企業の総務部長・税理士法人のIT担当の経験を経て独立
バックオフィスのDXに注力している。
登録番号:第24080248号|東京都行政書士会 新宿支部所属

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