【役割分担】技人国の必要書類|会社が用意するもの・本人が用意するもの
外国人ビザ申請(在留資格)
公開日:2026/7/26
更新日:2026/7/26
技人国(技術・人文知識・国際業務)の申請準備で、採用ご担当者がいちばん知りたいのは「で、うちは何を用意すればいいの?」という点ではないでしょうか。必要書類は「会社(所属機関)が用意するもの」と「申請人(本人)が用意するもの」に分けて考えると、一気に整理しやすくなります。本記事はその役割分担に絞って解説します。
区分別・カテゴリー別の書類一覧は、柱記事〔技人国の必要書類 完全ガイド〕にまとめています。
なぜ「役割分担」で考えると迷わないのか
技人国の必要書類は、会社の実在・安定性を示すもの(会社側)と、本人の学歴・経歴・在留状況を示すもの(本人側)に大きく分かれます。どちらが集めるかを先に仕分けることで、二重手配や抜け漏れを防ぎ、準備がスムーズになります。
会社(所属機関)が用意する書類
カテゴリーを立証する書類(法定調書合計表、上場を示す資料、登記事項証明書、事業内容資料、事業計画書など。※カテゴリーにより異なる)
雇用契約書または労働条件通知書
雇用理由書(採用の必要性、専攻・職務の関連性を説明。合否を左右する要)
事業内容がわかる資料(会社案内・パンフレット・ホームページの写しなど)
(新設・新規事業の場合)事業計画書
申請人(本人)が用意する書類
申請書(認定/変更/更新で様式が異なる)
証明写真(規格を満たすもの)
パスポート・在留カード(提示。国内申請の場合)
卒業証明書・成績証明書(学歴要件と専攻の立証)
専門学校卒の場合:専門士/高度専門士の称号を証明する文書
(学歴要件を満たさない場合)実務経験を証明する文書
分担でつまずきやすいポイント
雇用理由書は会社主導で:本人任せにできない、会社が書く前提の書類です。ここの質が結果を大きく左右します。
海外・母国からの取り寄せは時間がかかる:卒業証明書や在職証明を本国から取り寄せるケースでは、日数を大きく見積もっておきましょう。
カテゴリー立証書類の準備担当を決める:法定調書合計表や登記事項証明書は、総務・経理と連携が必要です。担当を早めに割り振ると滞りません。
スムーズに進める段取り
まず自社のカテゴリーを確定(→会社側書類が決まる)
本人に必要書類リストを共有し、取り寄せに時間のかかるものから着手
雇用理由書・業務内容資料を会社側で作成
全書類がそろったら、区分(認定/変更/更新)に応じて申請
カテゴリーの判定方法は〔技人国のカテゴリーとは〕、書類がそろっても不許可になる理由は〔よくある不備と追加資料を求められるケース〕もご覧ください。準備段階からのサポートをご希望の際は、行政書士しのはら事務所へご相談ください。
出典:出入国在留管理庁「在留資格『技術・人文知識・国際業務』」。本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別申請の可否を保証するものではありません。
この記事を書いた人
篠原 博之
行政書士・AFP
行政書士しのはら事務所 代表
個人税理士事務所・中小企業の総務部長・税理士法人のIT担当の経験を経て独立
バックオフィスのDXに注力している。
登録番号:第24080248号|東京都行政書士会 新宿支部所属
今すぐ問い合わせる
お電話はこちら
関連コラム
2026/8/12
企業向け就労ビザ申請代行の選び方|外国人採用で失敗しない行政書士の比較ポイント【2026年版】
外国人を採用するとき、「この仕事内容で就労ビザを取得できるのだろうか」「内定を出してから在留資格の要件を満たさないことが分かったら困る」「会社側と外国人本人の書類を誰が取りまとめればよいのか」「行政書士事務所によって料金が違うが、何を基準に比較すればよいのか」と悩む企業の代表者や人事担当者も多いので...
2026/8/10
【2026年最新】経営管理ビザ申請サポートの選び方|会社設立から事業計画・申請まで
日本で会社を設立し、自らその会社を経営する外国人が検討する在留資格の一つが「経営・管理」です。経営管理ビザの申請では、単に会社を設立すれば許可されるわけではありません。会社の事業内容や規模、事業所、経営者としての経歴、事業計画などを含め、実際に日本で継続して事業を経営できる体制が整っているかが審査さ...
2026/8/8
技人国は学歴と仕事内容の関連性が必要?大学・専門学校・実務経験別に行政書士が解説
外国人を「技術・人文知識・国際業務」(以下「技人国」といいます。)で採用する際、特に重要になるのが、外国人がこれまで学んできた内容と、採用後に担当する仕事内容との関連性です。採用担当者の方からも、「大学では経営学を学んでいますが、営業職で採用できますか?」「ITとは関係のない学部を卒業していますが、...
2026/8/8
技人国で現場作業はできる?実務研修・単純作業との境界を2026年最新資料から解説
「技術・人文知識・国際業務」(以下「技人国」といいます。)で外国人を採用する企業から、「施工管理として採用しますが、最初は現場で研修させても大丈夫ですか?」「工場勤務を経験してから、生産管理を担当してもらう予定です」「日本人の新入社員と同じように店舗研修をさせることはできますか?」といったご相談をい...
